研修医の声

先輩研修医からのメッセージ

2年次研修医 吉田 直人

私は、目の前で失われようとする若い命や前途ある人々の命を病気や怪我から救うことが医師としてまずやるべきことではないかとの単純明快な信念に基づき、初期研修は一次救急から3次救急まで幅広く多くの症例にファーストタッチできる病院にしようと考えました。
出身大学の救命救急センターは救急の総本山的なところで、すでに他で診断され手に負えない難しい症例や特殊な症例に偏るきらいがあることや、初期研修医が最初から主体的にかかわることは難しいのではないかということは学生の時の実習で感じていました。
一方、私はずっと東京の雑踏の中で暮らしてきたので電車のラッシュや交通渋滞、皮相的で軽佻浮薄な生活に辟易していました。もともと東北地方の自然が好きでバイクツーリングでの温泉巡りが趣味だったので初期研修はどこか未知なる北の土地でじっくりと内省できる環境のもとで医師としてのスタートを切りたいと考えました。
そんな中で私がここにしようと決めたのが鶴岡市立荘内病院でした。
ここは荘内南部15万の人口を背景に1次から3次まで様々な症例が年間24000件集まる中核病院です。
研修医は即実戦力として治療に参加することができ、様々な手技を学びつつ多くの症例を経験することができます。研修医が多くないので研修医のやる気次第で各科の先生方が懇切丁寧にとことん指導してくださいます。症例検討会も頻繁に行われ、学会への参加も盛んです。 
結局、研修病院選びは結婚と同じようなものではないでしょうか。千思万考、矯めつ眇めつ有名研修病院を選んでも、相性というものがあります。乱暴な云い様ですが、やはり、病院選びは直観とフィーリングと勢いかもしれません。病院に何かを期待するのではなく、自分が何をしたいのか主体的にかかわることです。
荘内病院はそうした研修医の主体性に必ずや応えてくれる病院です。
医学への高い志と独立不羈の精神を持った研修医よ、来たれ。


1年次研修医 齋藤 大輝

初期研修をするにあたって、皆さんが重要視するところは違うと思います。アカデミックさを重要視する人もいれば、研修医への手取り足取りの指導や講義がきちんとしているところを選ぶ人、さらに人によっては実際に色々と手技をさせてもらえるところがいいと言う人もいるでしょう。正直なところ、「荘内病院」は完全に3つめの「実際に色々と手技をさせてもらえるところ」です。もし、アカデミックさや講義などを重要視する方が荘内病院へきたら、やや場違い感を覚えるかもしれません。もし初期研修に「実践力」を求めていたら荘内病院を候補の一つに入れてみて下さい。
また、見学に来てくれたみなさんなので、荘内病院の雰囲気も多少なりとも味わっていただけたかと思います。研修病院を選ぶ上で「雰囲気」というのは重要な一つの要素だと自分は思っています。2年間というある程度長い期間をすごす病院なので、その他の事が魅力的な病院であっても、自分と合わない「雰囲気」の病院での研修はきっと辛いものになるかと思います。
まだ時間はあると思いますので、じっくり研修病院を考えて、自分に合ったピッタリの病院に行ける事を願っています。もしその病院が「荘内病院」であったら、ぜひ一緒に働きましょう!

2011年10月25日

病院紹介

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