研修医の声

レジナビ東京行ってきました!

夏同様に、コミケが開催されるビックサイトにて3/10レジナビ東京が行われました

前回同様に吉田先生、和田専門員、F、私の最強の布陣で

私としても今年の集大成だと言わんがばかりに、キツイ整形の後に三日連続飲み会で喋りの調子を整え、自衛隊セミナー、吉田グルメツアーでいっぱい喋って絶好調

四連続勧誘イベントで話慣れたネタに加え、新ネタも引っ提げてのレジナビです

今回はスライドも話しやすいように作り変えて、荘内病院の研修のらしさを前面に押し出していきました

良い所、悪い所を惜しげなく説明し、研修医として2年間だけ過ごす分には申し分なく、症例数・優しすぎ指導医陣・QOL・福利厚生の充実さをこれでもか、と

今ブログを見てくれている中で、お話した学生さんがいるとすれば、少し引っかかるところがあったかと思います

是非とも一度見学に来て頂ければ、言わんとすることがわかるかと思います

病院全体の優しい雰囲気、親父っぽい、兄貴っぽい先生方と触れ合えば一緒に働いてみたい、と思えるはずですね!

是非とも来て頂きたい!そして飲みに行きましょう!

今回はお話を聞いてくれた学生さんの数も、他の山形県の病院と比べたらまずまずいたのではないでしょうかね

県内での知名度がほとんど、全くない程に学生さんから見向きもされない荘内病院ですから、より県内の学生さんにもお話を聞いてもらいたいですが、今回は立地が角っこだったのもあって、色んな大学の学生さんがフラリと立ち寄ってお話を聞いてくれました!

都内、関東圏の病院と比べると、東北地方は段違いの待遇ですし、その中でも研修医ファーストの部分が多く、研修医の為に尽くしてあげたいと思って下さる先生方ばかり、と言うのは荘内病院のウリですから、割と驚かれることの方が多かったですね

何か裏があるのでは?

と勘繰られることもありましたが、きちんと悪いところも話したうえでも、やはり私達が楽しそうにしているところを見て、本当にいいんだろうな、とコメントをくれることもしばしばで、ほんとその通りですよ

他人からの評価とか、パンフだとか見ても研修の実態なんて何にもわかりません

そこで働いている人と触れ合って、実際に見て、普通言えないことまで全て聞いた上で、自分の目で評価しないと本当に自分に合うものは見つかりません

荘内病院の勧誘をしているはずなのに、その人に合いそうだからと県中、日本海、山大、置総を進めたりしてしまう我々ですが、やっぱり研修医と言うのは最後のモラトリアムの期間ですからね

最高に楽しい二年間をすごして貰いたいですから

その最高に近いと我々が思うのが荘内病院で、今の雰囲気は最高に良いですからね!

是非とも見学にきてもらいたいです!

1年目研修医 佐藤

PS

F氏とタッグを組んで話すのも大分回数を重ねてきましたが、今回は仕上がってました

毎回レジナビの為に喋りをブラッシュアップさせてきたのも相まってか、きみまろに近いレベルまでいっていたことでしょう

気付けば20分ノンストップ早口で説明しきれるようになりました

次のレジナビでは更なる笑いが取れるように精進していかねばなりませんね

しかして、それだけコミュニケーション能力が高まると言うのも荘内病院という超高齢化社会を担う急性期病院ならではなのかもしれません

普段頭の良い層としか話していなかったから、そこまで気を使う必要が無かった大学時代と比べて、色んな知能、色んな理解度、色んな年齢、色んな生活環境の人と話す機会がありますから

加えて市民病院ならではの敵意が向けられることも多々あるわけで

その中で如何に相手を不快にさせずに、両者納得いくような会話を進めながら解決策を考えていけるか、というのが求められます

これまでの生活とのギャップが余りにかけ離れていて、どこまで寄せるかと言うのもまた難しさなのかと思っていましたが、鶴岡市民の文化的側面を加味して考察していけば、ある種の自分の中での答えというのも見つかってきたものです

地域医療の本質って、その地域を人から環境まで理解した上で、その土地での正解を見つけ出すことなのかもしれませんね

これを理解するためのコミュニケ―ション能力、正解を見つける為のコミュニケーション能力と言うのは別物で、とりわけ前者に関しては千差万別、そこまで考えている地元民なんてそもそも論としては誰もいない訳ですから、一般化された解答を得ること等出来ません。

多くの人に接することで経験則として得る以外に方法はないことでしょう。

この意味でこの地域に長く住むベテランドクターというのは、生き字引に近しい存在なのかもしれませんね

鶴岡というのは超高齢化社会、日本海と最先端治療に関して棲み分けが必要、と呼吸器外科と心臓外科がむこうに集中していますが、その分超高齢者の受け皿としての機能や緩和ケアに力を入れています

これまた言い方を変えれば、日本全国が超高齢化社会になった時に、30年後、50年後の日本の姿を我々が裟気取ってみているわけです

言うなれば未来医療の中にいるといっていいでしょう

高齢者医療のエビデンスは無いと言われて久しいですが、大分溜まってきたとも言われますよね

ここ荘内病院のベテランドクターは、現状の医療に対しての答えを一人一人が持っています

それゆえの問題点も理解しています

こうした日本の未来を先取りして経験する、と言うのは、ある種下手な大病院に行くよりも良い経験になるでしょうし、田舎でこういった病院でなければ知れない世界なのかもしれません

加えて、地域医療の本質を、地域を理解することだとし、その地域ごとを理解するメソッドを確立できれば、どこの地域に行っても十分な地域医療が出来るようになるやもしれませんね

この意味でも荘内病院での研修は、規模的にも症例的にも、都市部に行きたい人にこそむしろオススメできますね(言い過ぎですかね...)

2019年03月11日

研修医

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