抗体カクテル療法の活用について【新型コロナ関連】

 9月3日の新聞報道にもありましたとおり、当院では、地域の新型コロナウイルス感染症患者さまに対して、抗体カクテル療法をはじめとした積極的な治療を行っております。
 抗体カクテル療法とは、新型コロナウイルスに対する抗体を2種類混ぜ合わせた治療薬を30分から1時間程度かけて1回点滴投与することで、その後の入院、死亡のリスクを7割下げる効果が確認されている治療法です。
 適応となる患者さまは、酸素投与が不要で、重症化リスクがあり、発症7日目以内の方です。
 当院のコロナ病床の稼働率は高い水準で推移しておりましたが、抗体カクテル療法が使用可能な方については、たとえその時点で軽症でも希望されるすべての方に入院のうえ治療を行わせていただきました。
 これを実現させるにあたり、地域の医療機関、医師会、保健所等との連携を緊密に行い、協力し合うことで、地域全体の医療体制の充実に取り組んでおります。
 長引く新型コロナウイルス感染症の流行により、皆さま不安を抱えていることと存じますが、荘内病院は地域の皆さまへより安心・安全な医療を提供できるようこれからも努力してまいります。
 皆さまにおかれましては体調にはお気を付けいただき、感染対策の徹底をどうぞよろしくお願い申し上げます。

問合せ

鶴岡市立荘内病院
電話:0235-26-5111

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